ちょっと流れを切り替えながら?
今日も真面目にタイトルくらいは付けて書いてみたいと思いますー
多分、長くなるので気合を入れて行きますねー💦
<(_ _)>
360°の写真を撮る機材
きっと、このブログに辿り着いた方は「どうなっているのかな?」という興味を持って頂いている方だと思います😊
機材は、大きく分けて2っなので、まずは、何が違うのか?ですねー
ワンショットで360°型(簡単)
例えば、インスタ360であったり、リコーさんのシータだったり、KANDAOさんだったりしますね。
何が一番いいとか、どれが使い易いとかいうことはなくて、それぞれの機材に、それぞれの特徴があります。あえてなら、壊れた時のサポート対応なら、リコーさんが良いのかな?と思います。
あくまで、僕が思うだけでサポートは窓口の当たり外れもあると思います。
デジタル一眼レフ型(お好みタイプ)
もう一つの代表的な方法が、デジタル一眼レフ(ミラーレス)含むデジタル写真から合成や加工を行う方法です。代表的な構成は、メーカー製(キャノンさんやニコンさん)のカメラと魚眼レンズ(フィッシュアイの円周もしくは対角)です。
カメラのセンサーは、フルサイズでもAPS-Cでもいいと思います。
組み合わせは・・・
- コスパ良くてスタンダードな組み合わせは、APS-C+円周魚眼
- コスパ悪くて簡単なのは、フルサイズ+円周魚眼
- コスパ悪いけど高精細なのは、フルサイズ+対角魚眼ほか広角レンズ
そんな感じになります。
カメラが大好き!既に、お仕事である程度は生活できているという方以外は、僕は、1.スタートで、いいと思いますねー。ちょっと旧式とか、中古でも普通に使えると思います。
実際、1.で使う僕のメイン機は、キャノン 60D(確か、2010年09月発売w)のヤツですよー。
防塵防滴とか、それなりの部品とか「安定感」が好きです。
X7も持っていたりしますが、60Dの方がシャッター音とか気持ちいいですしね!
それぞれの向き不向き
例えば、動いている人やモノを再現したいという場合は、ワンショット360°カメラじゃないと捉えられない風景です。もちろん、人やモノがが動いていなくてもワンショット360°カメラで撮ることができます。(当たり前ですねー)
僕も、Insta360X,X3,Pro2と知り合いが持っていたり・回って来たりでテストをしたことがありますが、純粋なカメラとしての写りは、断然、デジタル一眼レフの方が綺麗です。
不思議なもので、ワンショット360°カメラのセンサーサイズや撮影解像度、HDR合成とか、誰もが分かる仕様比較なら、同等か?それ以上か?の数値です。
多分、ダイナミクスレンジが~とか、処理エンジンが~とかなって来ると、そこは、カメラ・メーカなのか?カメラ・メーカとしては後発なのか?の差ではないでしょうか?
素人でも分かる比較でいうなら、ワンショット360°カメラのレンズはプラスチック系が多いと思います。デジタル一眼レフはごく一部を除いてガラスが多いです。
あと、カメラ・メーカさんは、綺麗に撮れるという点で昔から競争しています。凄いのが撮れるとか、簡単に撮れるというワンショット360°カメラの競争ではないのかなーと思います。
つまり、こういう感じでまとまると思います。
ワンショット360°カメラ系
- 360°の範囲で動く人やモノの位置も含めて全てを撮りたい
- 荷物を少なくして外出先や、旅行の山や海・海外などで使いたい
- 写真としての品質を厳しく求めない
- お客様へのサービスとして本格的に考えていない
デジタル一眼レフ系
- とにかく、綺麗に残したい
- とにかく、高解像度で残したい
- 機材としての手軽さを求めていない
- お客様へのサービスとして本格的に考えている
デジタル一眼レフ系で撮る
ワンショット360°カメラは、操作方法さえ覚えたらー
後は、ちょっとした気遣いや応用だと思います。例えば、自分が映り込まないようにした方がーとかですね。コツとは実技でやった方が早いので万が一にもレクチャー希望がありましたらお申込みください。
ちなみに、デジタル一眼レフの撮影についてもレクチャー希望がありましたら、よろしくお願いいたします。
さて、デジタル一眼レフ系で360°パノラマ写真を制作するには、大きな山が3っあります。
- 機材のセッティング
当然、座りながらできる作業と動かないとできない作業と、撮影する際に必要になることがあります。
多分、この辺の情報を細かく公にしている情報を見かけたことはありません。
まずは、左右の眼で見た時の視差が0に近づけるように卓上で微調整を繰り返しましょう。
これで、大きく後の手間暇が変わってきますよ😊
ちなみに、機材を順番に書くと「三脚(ハンドが付いていないもの・幅を閉じた状態で使えるもの・歪まない歪まないもの・どちらかというと重いもの)」「自由雲台」「パノラマ撮影用機材」「カメラ」「魚眼レンズ(おすすめ)」という感じですね。
全て、下手な新品安物より、高めの中古を選んだ方がいいと思います!
ちなみに、「パノラマ撮影用機材」はモノによって仕様や撮れる内容が異なって来るので注意が必要です。
代表的な注意は、三脚部(真下)もサポートされているのか?自分で何とかする気なのか?です😅 - 撮影のセッティング
パンフォーカスという近いところから、遠いところまで、ピントが合って見えるような絞りにします。円周魚眼8mmとかなら、焦点0.5とか1.0で、F8とかが多いかなと思います。
ここで問題。距離が離れている広場を撮る時には、やっぱりFを下げた方が綺麗です。
最近、やたらと見かけるのですが光芒(線状で光条とかともいうらしい?)。
ウニのような刺を出すには、Fを上げます。ただし、Fというのは、絞りというものでして羽というものの組み合わせで広げたり・すぼめたりするんですね。で、多い種類で6枚絞りとかいうんですが6枚だと光芒を目立たせ過ぎると美しくないと僕は思います。偶数なら羽の枚数。奇数なら羽の×2のウニとなるらしいですが、7枚絞りで14本の光芒を出しているのが多いですね😊
大切なことがあるんですね。
光芒を目立たそうとしたらピントを殺すことになります。
その辺、分かって撮っているのか?気にせず撮っているのか分かりませんが、残念な360°写真も多いですねー
僕は、基本はF8でお仕事をしています。屋外や撮影状況や写したい処の条件によって上げたり下げたりします。 - 合成や加工の前の1ポイント
メジャーな方法で、APS-Cと円周魚眼の撮影なら、前後右左を撮影します。丁度、くるっとレンズが360°の方向を向ける感じですね。
よくある方法は、AEBと申しましてー、EV値を変更して(自動設定)撮る方法ですねー
代表的な方法では、明るいの・真ん中の・暗いの「3枚」を撮ります。
こんな感じですー
で、それを合成すると、こんな感じになりますー
つまり、4方向×各3枚=12枚が1セットの扱いとなります!
ただし、気づかれた方もいらっしゃると思いますが「三脚部」の撮影は行っておりません。
これは、僕が思うことですが必要に応じて機材を傾けて撮ることも、自分で作っちゃうこともできます。 - 合成や加工
デジタル一眼レフで撮ったら、魚眼レンズの写真をくっつけていく(ステッチングと言います)という誰も好きじゃない作業が控えていますー
PT Gui というソフトが有名です。無料なら、Huginですねー。
ちょっと、注意なのは無料だから!とHuginを選ぶと慣れていないと大変です。
PT Guiを触ると、やっぱりレベルが違うなーと思った日が懐かしいです!
そして、PT Guiなら、上記のEVを変えたデータを全部突っ込んだら合成や加工もソフトウェアの中の機能でやってくれますよー😊
360°写真の制作はできたけど(なんか違う)・・・
そうなんですねー。その通りです。
『ここからが、やっと、スタート地点』なんですよー
車のレースで例えるなら、車両や個々のパワーアップユニットなどを組み上げて試走行が終わったばかりなんですね。
「あれ?何か走り難い」というところですね。
実は、PT Guiの合成や加工は、今一つかもしれません。
それでもって、ちょっと、販売するにも思った感じと違うしなーとなるのでしょうか、
合成処理をやめてEV値が真ん中の写真だけを使って360°写真にしているのかな?と見かけることが多い多い💧
(そもそも手間なので、そこは考えずに割高料金のところもありますよ)
撮影データから360°写真にするまでの流れ(ワークフロー)は、制作会社によって異なっていると思います。拘っていなければ、上記の流れ。拘っていれば中間処理をかましたりとか。後工程をかましたりとか。
多分、後工程が多いかな?とか。
これは、Photoshopなどでコントラストを変えたり不要な場所を消したり、ぼかしたり、はたまた、三脚部を消し込んだり、作ったりですね😊
見た目が違うこと・多分、それは「技術力」
360°写真の撮影や加工や合成。
以前は、Googleストリートビュー(インドアビュー)が流行りとなりまして、2016年頃までは解像度や品質が一定以上無いと、Googleストリートビュー(インドアビュー)としての掲載は認められていませんでした。ちなみに、その時代には、Googleさんがステッチングや合成を行うツールを無料で提供していたみたいです。(今は無くなった)
ただ、コレの出来が凄いですね。昔のGoogleストリートビューを見る限り、今でも十分、通用する技術のはずなのですが・・・。
丁度、その頃から当社が創業させて頂いたわけです。
そして、当社は大先輩からすると後発です。今でも僕が凄い!と思わざる得ない大先輩(?)な会社様も沢山あります!
更に、海外に眼を向けると、「何で、この色が出るねん・・・」という絶望に近い差を喰らうことも多いです!
そして、その会社様などなどから、360°写真の制作に関わるコアの情報はありません。
それは・・・違うかも?とか、う~ん何だか簡単にまとめ過ぎていない?という情報はいろいろと出ています。もちろん、最初の頃は役に立つのですがね。
実は、僕が使っているツールにも、多分、日本で使っている人は、もういないんじゃないかなー?というツールもあります!
一つは、マイクロソフトさんが無料配布していたDLLを利用するツールでして、僕は、昔、IT系に勤めていた仕事柄、気になって、そのインストールパッケージをダウンロードして持っていたんですね。もちろん、今でも動きます😊
そして、上の例に挙げた PT Gui。
今のバージョンは、僕の工程では、正直、一部しか使っていません。
理由は、僕の工程で処理を行うと色が悪くなる部分が多発するからです。
これは、同じ理由で古いのを使っている方も多いかもなー?と思っています。
この辺の制作工程も含めて、撮影機材のセッティング方法から工程全てが(多分)当社独自の技術です。
結果、速いの・安いの・キレイなの~♪
まさに、●牛!(笑)
最後になりましたが、JPEGがいいのか?RAWがいいのか?
大概、最初に語られそうなネタを最後に持って来た理由はですね、
結局、いろいろと試しましたが、処理が上手ければ大差でないかなー?と思います。
もちろん、RAWじゃないとという状況も多いですね😊
実際、数十名の方に何も言わず掲載したい写真をご選択頂くと、チョイス頂く写真はバラバラです。
これは、近年、RAW現像のソフトウェアがアホになるほど、性能が上がったからですね。
以前は、現像ノイズ処理に時間をかけるのが無理・無駄の状態で嫌だったんですがー。
今や、RAWからの現像ノイズ、普通レベルなら何も気にせずワンボタンで消えますから・・・💧
もし、360°写真を見かける機会がありましたら、しっかりと見て頂けたらと。
パッと見た目はキレイだけど拡大するとアレ?アカンかも?とか。
コレはキレイっぽいけど、この点を見ると、やっぱりワンショット360°カメラだよなーとか。
うわっ!デジタル一眼レフでコレ、どうやって撮ってるの?とか。
例えば・・・ね、
お腹が満腹な人なら、全ての飲食店が興味対象外で「何か店があるよねー」というレベルで同じに見えるでしょう。
それでも、
美味しい料理を作るのは、食材からと言いますね。
ただ、その前に、美味しいと分かる料理人が必要なんです。
そして、美味しいと気づいてくれるお客様が一番大切なんですね。
さて、興味の無い人から見ると、全て同じ360°写真です。
それでも、
綺麗な写真を作るには綺麗な被写体や綺麗に撮れる機材から。
そして、綺麗に作ろうと技術を磨く撮影者や加工者が必要です。
一番大切なのは、それを綺麗だと気づいてくれるお客様です。
ぜひ、よろしくお願いいたします<(_ _)>
追伸:
Facebookに飛ばした際、アイキャッチ画像が変になる。
ググって、やること、やってみて、治っているかもしれません。
ので、試験も兼ねて頑張ってネタを探してみましたー
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