当社の最初のお仕事は、Googleストリートビュー(屋内版)の営業と撮影でした。
今回は、2017年4月頃だったような記憶があります・・・
今回のテスト(挑戦)は、偶然ですが、その時代に撮影させて頂いた記念的なデーターが見つかりましたので、今の技術で完全復活させてみることです!
古い撮影データーの問題点
実はですね、とある会社様でカメラや機材を手配されたのですが、型名が違うという問題が後から分かりました。。。
(納期が間に合わないので代品で取り繕ったのでしょう)
っという分けで、出だしの頃の撮影データーは、普通に撮影をしても、良い感じの全天球360度写真に編集をすることができません...
当時は、撮影のやり方が下手くそなのか?編集のやり方が下手くそなのか?散々、悩んで、山ほどのテストもしていましたが、まさかの「型名違う問題」で腹が立つやら、呆れるやらです。
とは言え、スティッチズレなど目立つ感じでも全体として気にならない方も多くいらっしゃいます。
ただ、今はプロとして事業をさせて頂いているので許せない・・・
ほぼ完全体になってから、ず~~~っと気にしていた撮影データだったのです。
それでは、今回のテスト、約20枚ほどの全天球360度写真を作って行きます!
アプリケーションやAIの進化でGo!
この数年間で、スティッチのソフトウェアも進化しています。
一昔前だと、100%ガタガタになるものが、設定を変えると見るには耐えるようなスティッチをしてくれるように。。。
Photoshopに代表されるような画像編集ソフトウェアでも、業務で使えるレベルでAIでいい感じに補正をしてくれます。
特に、画像編集もスティッチも、元が悪い写真の編集は、必要以上に時間を要するのですが、業務でどのくらいイラッと来るレベルなのかを試験してみようという流れです。。。
撮影データーをスティッチする|編集
デジタル一眼レフなどで撮影された、いくつかの画角で切り取られた写真を、いわゆる全天球360度写真にする部分です。
サクッといくのかな?と思っていたのですが、想像以上に時間を要しました。。。
今のセッティングであれば、ちょっと触るだけでOKです。
流石に、この時代は・・・
たちまち、大丈夫かなぁ?っという1枚仕上げるのに、~60分・・・
冗談抜きで、「鍛錬」以外の何物でもありませんでした。
ただ、こういう普段はやらないことを試験することで、「あ!こうやれば早いんだ!」とか「なるほどー」という新しい発見に、ほぼ毎回気づきます。
もちろん、今回もワークフローに使えるかもしれない流れの一つが出てきました。
スティッチされた画像を再編集|編集
さー、ここからです。。。
時間をかけてスティッチした全天球360度写真ですが、はやり、水平垂直が気に入らないものがある。
さらには、”何で、そこなんっ!?”っと言いたい部分に目立つズレなど・・・
画像編集で時間がかかりそうな写真は、再び、スティッチに・・・
いつもであれば、サクサクと終わる品質チェックが一向に進みません。
眼も辛くなってきます。
もう、1日で終わらないんじゃないかという気もしてきました。
結局は、早朝から夜まで・・・
全天球360度写真×20枚を、12時間ほどかけて、やっと整えることができました。
普通なら、3時間くらいで終わる作業かなという作業です。
編集させて頂いたのは、とある企業様の記念的な撮影データーです。
見た目は普通の全天球360度写真なのですが、工数はバカほどかけたテストデータ。
そのまま、お蔵入りももったいないので、翌日には、そのまま、360°バーチャルツアーに仕上げて行きます。
(貰ってくたら・喜んで頂けたら嬉しいなぁ~と・・・)
とある企業様へプレゼント
当社が全くの無名時代に、こころよくお仕事を頂けた企業様。
もし、360°バーチャルツアーのことをご存じで、このツアーを貰って頂けたら嬉しいなーと思いました。
滋賀県はちょっと田舎ですので「360°バーチャルツアー???」とか「何か得体の知れないモノ???」とか思われる方も、まぁまぁ、いらっしゃいます。
この辺の関心や共感は、都会の方が反応がいいですね。
あまりに久しぶりのお電話ですので、ビビりながらお電話をさせて頂きました。
ありがたいことに、すぐに、当時のご責任者様につないで頂くことができました。
これまた、不要なモノの押し付けになっては失礼なので、「あの・・・バーチャルツアー作ってみたんですが-」と切り出すと、言葉も、こちらの意図した内容も、ご存じだったようで、すぐに、ご理解いただくことができました!
いや、めちゃくちゃ嬉しいし、ありがたいです!
その後は、お引渡しのお時間を頂けることになり、本当にテストとはいえ、勝手に制作してみて良かったです。
もちろん、使って頂けるだけで幸せですので料金は不要です。
その時には、できなかったことができるようになると、これまではできなかったサービスをご提供させて頂くことができるようになる。
あの時に撮った写真(あるいは、動画)が時を隔てて、より美しく・より伝わる・より便利なカタチで復活をする。
デジタルならではの良さかもしれませんね。
\今日もブログにお越しいただきありがとうございます/


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