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VR180(3D)を今更ながら・・・

VRゴーグルツアー/360°バーチャルツアー制作のアットマイン|アイキャッチ 3D/VRツアー
VRゴーグルツアー/360°バーチャルツアー制作のアットマイン|アイキャッチ

お仕事として一番多いのは360°バーチャルツアーの撮影や制作です。
以外の制作もできるのですが、「使い慣れ」ていて「こなれて」いて「分かり良い」ので、販売促進や求人関係で使うのにもお手軽です。

360°バーチャルツアーでも突き詰めると、とんでもなく奥が深いのですが、ふいに、3Dをはじめ、随分と騒がれなくなったVR-SNS(メタバース)など、ポンッと打ち上ってビビビビと導火線に火がついている状態のサービスも多いものをどうするのか、いろいろと調べることは多い業界です。。。

この数日は、瀕死状態になっているVR180って、どうやるのよ?っというのに時間を割いてみました。

VR180(3D)?何それ?

っという方も多いと思います。
超絶、シンプルに書かせて頂くと人間の眼というのは、前を向いていますよね?
その見える部分だけあればVRとして十分なんじゃね?っという仕様です。
おおむね180°だけを見せるようにするわけですね。

以前は、Googleさんも真面目に参入しているサービスです。

キャノンさんでは、2023年だったかな?
それ用のレンズを製品化しています。

気にはなっていたのですが、なかなかがっつりと確認してみる気になりませんでした。。。

VR180(3D)を調べる気にならなかった理由

それは、単に「パソコンやスマートフォンなどの普通の画面で見ることができない」からです。
例えば、VR180(3D)はYoutubeでもサポートされている動画の形です。
普通に見ると、360°を示すグルグルなアイコン(?)は出るのですが、おおむね180°の視野角に固定されているため、知らない人が見ると「ナニコレ?」で素通りするような動画です。

例えば、VR180(3D)の動画を撮る➔Youtubeにアップロードする➔たちまちは、普通に確認する➔のち、3D表示を確認できるVRゴーグルなどで見る➔問題なければOK!という流れになりますね。

がっつりなヘッドマウント・ディスプレイ(HMD)型VRゴーグルしかり、簡易なスマートフォン用のVR箱やメガネ(グラス)といったもので確認しないと「分からない」というのが壁なわけです。。。

VR180(3D)を視聴する問題点は?

テストですので、以前、撮影したデーターからVR180用の動画を制作して表示させてみました。
サイドバイサイドと呼ばれる右目用・左目用を横に並べる方法です。
解像度を簡単に書かせて頂くと、他でお仕事として両目4Kで確認をする必要もあるので8Kとかにはせず、両目4Kとしました。

Youtube

操作がちょっと・・・
HMD VRゴーグル(Quest2)で視聴してみましたが、Youtubeのアプリケーションが使いにくいですね。
「絶対に見てやる!」という人は何とかするでしょうが、適当に覗いてみたな人だとダメかもしれません。
例えば、ワンボタンでパッと没入画面になって欲しいと思いました。。。

スマートフォンでは、自動でリロード(最初に戻っての再生)の設定があるのか無いのか知りませんが、リロードの画面が表示されます。

VRゴーグルツアー/360°バーチャルツアー制作のアットマイン|アイキャッチ
YoutubeでVR再生が終わった直後の表示

上のスクリーンショットで、中央付近にリロードのボタンが表示されています。
ここを指で押しても再生できるのですが、VRメガネで見ていることもあり、ちょっと面倒です。
どうすればいいのかしばらく悩みましたが、どうやら、アイ・ポイント(っというのでしょうか?)?見ている中央にタップのようなものを示すマーカーがあります。
このマーカーをリロードマークの箇所に移動させると、リロードマークが大きくなります。
そのまま放置していても何も起こらないのですが、その時に、画面を指でタップすればリロードで再生させることができるのを知りました!(最大の発見!?)

細かいことを書くと、H.265で書き出しているのですが、Youtubeに上げると再圧縮がかかってしまいますので、スマートフォンの小さな画面でも微妙に分かるくらいの劣化がある感じです。

いつも使うWebXRツール

すごく楽・・・
VRのボタンでパッと切り替わりました。
ただ、Quest2側の没入を抜ける操作を分かっていないので、〝いつもの通り(笑)〟VRゴーグルをポンポン!と2回叩くと強制的に切り替わる方法で抜け出るようにしました。
スマートフォンでも同様にスムーズに切り替わりました。

自動でリロードする設定にしているので、何も問題ありません・・・

ここでは、H.265の動画をそのまま見ることができますので、割と納得感のある質感を感じました。

ちなみに、動きが少ない動画だったのですが4Kだと変な違和感無く見ることができる感じだと感じました。
2Kのテストですとボケボケな感じになりました。

VR180(3D)は使える?使いたい?

感じとしては、使って頂けるなら使って欲しいです!
全く、こなれていない動画なのですが、VRの没入感に共通するような〝ワオッ!〟があると思います。

  • 撮影段取りが楽!
    企業案件では、360°撮影でも大変になることが多いです。
    例えば、先日、制作させて頂いたものでは、一般的には見せてはいけないお取引先様(メーカー様)の名前があることが発覚して、半分以上の写真にボカシや加工を行いました。
    制作途中でしたので良かったのですが、企業案件では緊急でボカシや非公開など処置が必要になることが時々あります。
    対し、表示範囲が半分になります。撮る方の感覚としては、注意すべき気合が1/3くらい楽になります。
  • 確認が楽!
    上にも書かせて頂きましたが、全景360度のチェックではなく前180°のチェックのみになりますので、お客様の負荷は、360°動画に比べると、かなり下がると思います。
    定点で撮ることが多くなると思いますので、その点は、静止画(写真)と同じです。
  • ファイル容量が少なくていい!
    超絶簡単に書かせて頂きますと、360°3Dと比較をするとすれば600MBが300MBほどになります。
    おおむねですが、テストでは10秒、H.265、4Kで24MBでした。
    ちなみに、H.265ですが、今まで使いたくなかったのですが、Win11で普通に表示できるようですし、これを機会に使ってみようかなー?と思いました。
  • しっかり3Dは分かり良い!
    流石は、専用機材が必要になる3Dですね。
    180°の視野でも十分な気がします。
    このテストでは、「大型機械が動いている部分」と「人がパソコンで作業をしている部分」を見てみたのですが、日ごろの360°バーチャルツアーの2D映像(写真)でも、普通の写真でも、普通の動画でも比較にならないほど、現場そのままという感じがしました。
    正直、やばいくらい、めちゃくちゃ機械や人の感じ、距離感などが分かり易い。
    ただし、遠方になると距離感が出難くなるので、10mとか20mくらいの距離感までにした方がという感じですねー

VR180(3D)のまとめ・・・

「VRメガネ(スマートフォン用の手軽なモノ)」を購入したのは、2018年だった気がします。
当時は、100均ショップに行けば、メガネのものや、ダンボオールのものや、流行っていないのにゴロゴロとありました。
逆なんですよね・・・
おおむね、大手メーカーさんが製品を出す➔同じようなモノを他メーカーさんが出す➔それでも、ちょっと高い➔100均に性能は落ちるけど、あるやん!!!という流れが多いと思います。
当たり前になったLEDも、掃除機も、小道具もみんな同じようなルートを辿っていると思います。

Quest2というHMD VRゴーグルの戦略機種が出る頃には、ほぼ100均では消滅状態でした。

うーん、100均で流れて、スイッチ入って、モノが流れまくる・・・という感じを想定して生産していたのかなぁ?

いずれにしても、日本ではVRは落ち着きをみせています。
っというか、最近では、ガソリン代にお米の価格が超高騰していて、個人も会社も混沌とした世の中で、新しい時代のための何か!?に力を入れてみよう!な希望や夢が減っているかもです。
AIも進化が早過ぎて、分岐も多過ぎて、今一、ドドーン!ビッグウェーブ!という感じではないしな・・・
(海外では、若年層を中心に、異なる流れ-流行-があるみたいですが・・・)

この流れで、VR180(3D)もおじゃおじゃになっているのは理解しますが、あまりに勿体無いテクノロジーだと学びました。
公開型で何百MBもの動画ファイルをスムーズに再生できるプラットフォームは、おそらく、Youtubeだけだと思うのですが、ローカルで再生できる知識があれば簡単に8KでもサラッとVR表示を行うことができてしまいます。

非公開の学習、教育、講習や説明には、めちゃくちゃ使える動画だと確信しています。
(Youtubeだと見る人が面倒かも・・・?)

CGで仮想空間やアニメーションを使ったらいくらでも!・・・とか、言うのは簡単ですが相当な予算が必要になります。
1本、百万超えも珍しくはないでしょう。
いや、、、例えば、100万円でガッツリとしたサービスを作ってくれる会社は多分、無いと思います。

その点、撮影をする手間暇はかかりますが、CG空間を作る必要もなく、あくまで、定点の視点で見ることができるものなら、ちょっと特別な動画という感じになるので予算を抑えることができますね。
必要なのは、3Dとして撮ることができる機材と、ちょっとした編集、スムーズに再生できる環境を整えるだけなのですから。

流行っていないけど、勿体無い技術。
ちょっと確認したい!などありましたら、お気軽にお問合せください。

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