しばらく前から、360度写真から深度マップ(Depthmap)を作って、VRゴーグルで見る・VRゴーグル用にツアーを制作するというのを試しはじめました。
制作の中でおきた気持ち(?)を記してみようと思います!
深度マップ(Depthmap)って何なの?
まずは、ここからだと思います。
超絶簡単に訳すと、写真などの奥行きを出す画像が別にあると思ってください。
今回、利用しているのは手前になるほど、明るく(白く)なりつつ、奥になると暗く(黒く)なるグレースケール風の画像です。
ただ、「じゃ、グレースケールにするといいんだよね!」というものではありません。
(間違ってしまう方も稀にいるようで・・・)
このような形は違えど、奥行きの情報を持たせることで、写真や動画なら後ろをボカす(反対に前をボカす)とかできるようになるわけです。
パソコンやスマートフォンでは3Dの表示ができないので意味がないのですが、VRゴーグルだと3Dの表示ができるため、理論的には、臨場感溢れる分かり良い感じで表示をすることができます。
ただ、全天球型360度写真から緻密な深度マップを作るには現状は大きな負荷がかかります。
っと申しますか、事実上、無理が生じます。
そこで、ザクザクとした感じを生成AIで作らせて、緻密なシュミレーションなどでは使えないと思うのですが、例えば、設備を立体感ある感じで表示させることで、より楽しく・分かり良いサービスになるわけですね。
案外、ややこしい・・・
ボチボチと、CGを使った3Dなどは作っているのですが、例えばボタンを置きたい時は、3Dを作るツール側(Blenderなど)で数値が拾うことができます。
ところが、全天球型360度写真+生成AIのリアル版では数値がありません。
適当なボタンを仮配置して、そのボタンを移動させて数値を読み取るしかありません。
全天球型360度写真だと、水平垂直の数値がとれたらいいのですが、深度マップ=3D式になるので、XYZの3点の座標が必要になります。
超単純に考えても、360度バーチャルツアーなら水平垂直の2数値だったものが、3数値が必要になるわけですね-
もろもろありましたが、手間がかかりそうなので、また、使うだろうとシンプルなプログラムをカリカリと書きました。
多分、面倒なコピペ類は5割カットくらいです。
そして、予定していなかったところでは、Webで言うところのホバーとかです。
マウスポインターって一つですよね?(普通)。
VRゴーグルのポインターは、左右の2っにあるのですよ・・・💧
つまり、単純設計をするならば、右のホバーをさせたまま、左のホバーがあっても反応しないようにする必要があります。
お客様の稼働直前で気づくことができて良かったです・・・
ややこしい分、納得できる見え方に近いかも・・・
例えば、壁にペタンと貼り付けるようにボタンを置くこともできますし、表示を重ねることもできます。
360度バーチャルツアーをご存じの方であれば、「・・・?」(当たり前では?)
っと思われる内容なのですが違うのですよー
空間の中を自由に動けるので、例えば、ボタンの目の前に移動ができるんですよね。
もちろん、表示させるコンテンツの目の前とかにも・・・
仕様上、しかたがないことなのですが、360度バーチャルツアーのVRの没入表示ではボタンなどは浮いた感じになってしまいます。
それが、ピタッとした感じで表示されるので楽しい。
そして、没入感を邪魔しない感じがします。
深度マップ式なので、撮り切れていない部分は破綻するのですが、表示をさせたい内容によっては十二分に使えると思います。
全天球型360度写真に再び命を吹き込む深度マップ(Depthmap)!
ガッツリとした3Dになるとデーター容量が増えてしまうので、表示までの速度やVR没入表示の反応速度の悪さなど、現状では、デメリットが目立って来ると思います。
対し、全天球型360度写真+深度マップ式を比較をすると、比較にならないくらい超軽量です。
それでいて、ガッツリ3Dには劣るものの、ある程度、3D表示ができるので奥行き感を感じることができます。
また、パソコンやスマートフォン用の360度バーチャルツアー用に撮らせて頂いた写真を、そのまま使えるところ、バーチャルツアーのプログラムをベースに書き換えることで3D表示にできるところは大きなメリットだと思います。
1枚の全天球型360度写真が、パソコンやスマートフォン用の表示はもちろん、VR没入表示でも荒いながらも3Dで違和感少なく使えるようになるので美味しいかなと思います。
ちなみに、動かなければ、違和感ある部分もありますが、普通に3D表示。
動いたら、動いたで(破綻はしますが)今までにない歩ける風。
この没入感、残念なのは「見て貰えないと分からない・・・」というところです。
制作させて頂いたものをご視聴頂くことも可能ですが、URLでお知らせすることはできません。
デモ制作の風景を見るだけのデモなら可能なのですが。。。
滋賀県を含む近郊(大阪は普通に行っていますので😊)ならお伺いさせて頂けると思いますので、お気軽にデモのご依頼を頂けましたら嬉しいです!
\今日もありがとうございます/
追伸:
楽しい見え方になるので、ついでにパーティクルはできないのかなぁ~?と開発中・・・💦



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