こんにちは!
「リアルさを追求したいなら、360°写真」
「臨場感を出したいなら、3D空間」
っという気がしていますが、両方の良い処取りをしたいよねと思うこともあります。
3Dは、ザックリとした3Dで見せて、
360°パノラマ写真で、細かい部分は見せる。
簡単に(自動で)作ってくれるサービスの代表例なら「マーターポート」がありますね。。。
ちなみに、本日のネタは、マーターポート同様、試作も3DVRではありませんので、VRゴーグルで見た時は普通の360°パノラマ写真(2D)です。
マーターポートを使いたくない理由
マーターポートの撮影は、割と細かく刻む方がいい感じに仕上がると思います。
あっちこっちに移動して「定点」の撮影をします。
撮影料金は、ピンキリですが安い事業者様も多く存在していますね。
確かに、撮る➔サーバーにアップロード➔自動で作ってくれる➔URLでお引渡しが大まかな流れになるので、正直、機材代(高いですねー)と人件費、忘れてはならない“サービス維持費”があればOKです。
- 機材代
タイプがありますが、ワンショット型の360°カメラ(リコーさんのシータや、InstaさんのInsta360など)から、LiDAR搭載の高額なカメラを使います。
以前、Insta360で制作をしましたが割とキレイな感じに仕上がりますね。
映像は・・・欧米かっ!?という、やや、カリっとした感じです。
GoogleさんのAIから:LiDAR(ライダー)は、光による検知と測距(Light Detection and Ranging)を意味する言葉で、リモートセンシングの一種です。 - 人件費
ちょっとだけアプリに慣れる必要があったり、360°撮影に慣れている方なら簡単だと思います。
詳しくは分かりませんが、サクッと制作するほどなら、スペシャルな技術は必要ないかもしれません。
カメラ置く➔撮るだけです - サービス維持費
いわゆる、マーターポートさんへの上納金です。サービスを利用するためのサーバー代ですね。
月額数千円~数万円と、いくつかのパターンに分けられていて、サポートされるカメラも分かれます。
ほか、編集者を追加したり組織的に管理・運用ができるようになっているようなので、そこに魅力を感じますね~
この中で、ネックになるのが〝サービス維持費〟かと思います。
これは、今の世代(どちらかというと年配?)、日本の企業文化でなかなか、難しい・・・
中小企業様になると、ほぼ必ずというほど、〝ランニングコストは嫌〟という感じです。
もう一つ、ネックになるのが〝絶対にサーバーに掲載されてしまう〟ということです。
パスワードをかけたり、非公開にしたりできるのですがー
それでも、万が一(あるいは、ヒューマンエラーで間違ったり)とかは、絶対に避けたいところですね。
これも、中小企業様だからこその問題です。
何かあって、訴訟につながったら築き上げてきた信用が崩れてしまうので。。。
あと、これは、個人的な考えですが「写真の色を変えたり」「写真に後から何かを加えたり」というのも難しそうです。おそらく、少々、お高いサービスなら技術で何とでもできるとは思うのですが・・・
ただ、3DVRの一歩手前までの魅せ方は、素敵です!
建物全体を鳥観3Dで見ることができたり、コストは必要ですが3Dモデル(かなり粗目みたい)をダウンロードできたり、天井などの高さや幅を図れたり(単純に面白い)と、マーターポートだからこその、できたら欲しいなーの機能も満載です。
360°バーチャルツアーを、マーターポートっぽくできないのか?
これには、いくつかの方法があります。
ただ・・・
3Dを綺麗にするほど、「重くなる」んですよねー・・・
大きくは、2っの方法があります。
- 全部3D化(手動)
一応、わずかながらツールが存在していますので、手作業で3D化をする方法があります。
ただ、今のところ、AIも使えるかどうか分かりませんが、細かな部分を3Dにするのは骨の折れる作業ですw
もちろん、フォトグラメトリなども利用できます。
(フォトグラメトリは、360°写真と違いますのでパスw) - 大枠を3D化(手動)+360°View
これが、マーターポートの方法ですね。
多分、AIなどを利用して、ザックリとした3Dを構成するためのファイルを制作。
そこに、360°パノラマ写真を併用して表示させる方法です。
実は、後者を制作できるツールもあります。
ただし、今は、購入することができないと少し話題に。。。
なぜか、持っています(笑)
購入することができないという話に、久しぶりに使ってみようか?っと・・・
ずっと前に購入していた「360°パノラマ写真➔3D化」のツール。。。
超久々に動かしてみました!
作業開始!
とりあえず、多分、一番新しいバージョンをダウンロード。
(ダウンロードはできました)
買うことができないと思われるツールなので細かい所はを書くことはできませんが、初期の頃に使った感じと全く違う操作感でした。
まー、以前は、3Dとか全くで、用語も分からなかったですからね。
それ以上に、なぜ、この設定や操作が必要なのかも理解していませんでした。
編集と保存は問題なく動くようです。
注文住宅の360°ツアーのオーダーを頂いたのですが、これがもうー
丁度、お部屋も四角いし、広さ(お家自体の面積)も、さほど大きくなく、試作にベストな案件でした。
まずは、各お部屋と廊下。
360°写真の床面を面張りしてから垂直軸を伸ばしてーという作業を繰り返して行きます。
細かい所は飛ばして、立方体で仕上げて行きます。
ほぼ全てのお部屋が、立方体で大丈夫というのがありがたい限りです。。。
とりあえず、立方体の空間が仕上がりました。
これを、ブロックのように並べて行きます。
真上から見ると、四角の箱が並んでいるので、向きを確認しながら、くっつけて行きます。
ザクザクと立方体で仕上がったのが・・・

感動したのは、ツールが新しいバージョンなので、勝手に移動点が表示されたことです。
おぉ~!3Dとして動いているんですねー
感想
今回は、試作なので立方体だけで組み上げてみました。
- フロアマップよりイケてる!
360°Tourのフロアマップは提示する方も面倒だし、レイアウトに配置するので制作も多少手間だし、それなのに、ガッチリとフロアマップを見ながら視聴する方は少ないと思います。
この表現なら、マーターポートみたく、くるくると鳥観で回すことができるので、各お部屋や建物のイメージが掴み易いですね! - ローカルで動かせる!
マーターポートと違って、パソコンがあれば何処でも動かすことができます。
サーバー料金が必須ということもない買い切りもできるわけですね! - 思った以上レベルですが軽い!?
中のデーターを見てみました。なるほどー・・・
3DのOBJとかを真面に置いてる分けではないので軽めな表示なのですね。
上手いことできてると思いました。
ちなみに、高さや幅を計測する機能も持っています。
(精度を保つには、撮影時点の高さ設定から動かさなければ・・・という感じです)
うむ~・・・と思ったのは
- 不慣れな場合は作業不能・・・
購入時点でいろいろと触った上で操作をしたので使い易く感じましたが、やっぱり、不慣れな方には不慣れでしょう。。。
360°TourのCMSがありますが、そんな容易なレベルでは作れませんね。 - 高さが難しい
ツール的には、基本的な高さ(地面からの高さ)が設けてあるのですが、ちょっと面白い場所で撮影をしたり、ちょっと広く見せるのに低めで撮影したりすることもあります。
しかも、日本の家は、外➔玄関➔廊下というお家が多いと思います。
つまり、地面の高さも難しい・・・
(今、躓いているところですー💧) - コストに反映して頂けるのか!?
これが一番の問題ですね。簡易な制作であれば半日から1日あれば十分なのですがー
実は、当社の場合、1日あれば見せるだけの基本の360°Tourが仕上がってしまいます。
多分、30定点とか50定点が。
なので、追加で1日の料金が欲しいとなった時、それなら、もう一か所、360°Tour作って!という方が多い気がします・・・
なかなか、難しいですねー
おまけ
360°パノラマ写真の3D化をしてみた試作のお話でした!
マーターポートなら自動でやってくれる機能ですが、手作業では細かい部分はコスト面からも避けるべきかと思いました。
ただし、普通の360°Tourにはない何とも言えない動き方です。
(マーターポートに近いです)
唯一、これは使えそう!?と思ったのは、あえて立方体の形として仕上げるフロアマップ。
これ、多少の料金を払ってでも欲しい方は欲しい表示かなー?と思いました。
今日もブログにお越し頂きありがとうございます。
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